十干の「乙」についてお伝えしていきます。
【十干】とは?
この地球の空間にあるエネルギーを見える化させたものです。
この地球に存在しているありとあらゆるものは、陰陽五行で表されます。
算命学は私たち一人ひとりのエネルギーや、運勢を見える化させてくれています。ずっと同じ運勢なのではなく、日々変化しています。
十干 | 五行 | 自然界 | 方角 | 色 | 本能 |
---|---|---|---|---|---|
甲 | 木+ | 大木 | 東 | 青 | 守備 |
乙 | 木− | 草花 | |||
丙 | 火+ | 太陽 | 南 | 赤 | 伝達 |
丁 | 火− | 人工火 | |||
戊 | 土+ | 山 | 中央 | 黄 | 引力 |
己 | 土− | 田畑の土、大地 | |||
庚 | 金+ | 剣、斧、鉱石 | 西 | 白 | 攻撃 |
辛 | 金− | 宝石、ハサミ | |||
壬 | 水+ | 湖、大河、海 | 北 | 黒 | 習得 |
癸 | 水− | 雨、霧 |
【乙】読み方は?
「乙」は自然界のエレメントで、草花の性質を持っています。陰陽では木の陽(-)、木の性質の弟にあたります。
読み方は「きのと」「おつ」です
【乙】の特徴
慎ましい、粘り強い、心が強い、社交的、柔軟性、穏やか、強か
- 社交性、柔軟性に富み、人と協調することに長けている
- 慎ましさの中に、内に秘めた強さを秘めている
- ロマンチストで芸術性があり、手先も器用、ガーデニングやハンドメイドなども得意
- 踏まれても立ち上がる強さがある
- 愛されキャラ
日干はその方自身を表します。
「乙」はお花出会う。野に咲く可愛らしいお花であったり、花束になったり、アレンジ次第で芸術にもなり、人を楽しませてくれる存在です。
一輪で咲いているより束の方が華やかさが増すので、人と協調したほうが自分を活かせるということを本能的に理解しているので社交性や柔軟性に富んでいます。
ただのお人好しにはならず、自分の考えをしっかり持ちます。他人の意見に惑わされたり、妥協することはないでしょう。金銭面に関しては非常に堅実で、コツコツ貯めます。モノやお金に執着するところがあります。
「乙」は女性が持つとの理想的です。外見が美しく、優しく包み込むようなところと、家をしっかり守る、芯の強さがあり、内柔外剛型となるからです。
草花は可憐でひ弱なところがありますが、嵐が吹いても、踏まれても、簡単には枯れず、厳しい条件の中でも美しく咲く強さがあります。自分が置かれた環境で花を咲かす努力のできる人です。
種から開花するまでは時間がかかりますので、おおらかでゆっくりなところもあります。着実に花を貸せますので、政治力、社交性、カリスマ性、統率力を生まれ持っています。
乙が多すぎると蔓が絡まるので、他人と上手くやっていく術を身に付ける必要があります。
【乙】の運気UPのポイント
- 自分らしい魅力的なお花を咲かせるために、環境を整えるのが大切。
- 花を部屋に飾る
- 周りの人と協力し、みんなで成長する意識を持つ
【乙】とその他の相性は?
「乙」は木(−)で守備本能をつかさどっています。他の五行との相性についてみていきます。
【乙】×木性(甲・乙)との関係
「甲・乙」は同じエレメントなので比和の関係です。ただ、水が少ない環境だと甲に吸い取られてしまうので、自分が損をしたり、共倒れになります。
【乙】×火性(丙・丁)との関係
乙は丙も丁も生じることはできません。太陽が必要なので、丙とは反生関係になります。
丁にとっては生じられることがないので意味のない関係です。
【乙】×土性(戊・己)との関係
木は土を刻す位置関係にあります。小さな草花である乙は山を剋せません。
己からは養分を少し吸い取る程度なので、乙から土が剋される影響はたかがしれます。
【乙】×金性(庚・辛)との関係
庚からも辛からも剋されます。ぶった切られます。天干にあると神経系などがやられます。
乙×庚(干合)
乙(木-)×庚(金+)の干合関係です。一定の条件下で金質に変化します。
覚え方は「こうおつかきん」です。
【乙】×水性(壬・癸)との相性
植物は水が与えられないと生きていけません。しかし、壬のような大きな水だと流されてしまいます。
癸が生じてくれる良い関係です。
まとめ
今回は「乙」についてお伝えしました。
日干には性質があると言われていますが、月柱、日柱、年柱、後天運によって、日干の状態が大きく変わるので、一概に日干だけで判断するような占いは意味がないということも頭に入れておきましょう