皆さんこんにちはたまこです。今日は算命学の陽線の十大主星の「石門星」についてお伝えしていきます。十大主星というのは陰占から導き出したもので、この地球で行動するときのその方の本能の部分を表した部分です。自分らしく生きていると、星に近づいていきますので、自分がどの部分に何の星を持っているのかぜひチェックしてみてください。
Contents
【石門星】ってどんな星?
これまで十干についてまとめてきましたが陰占から十大主星算出表を使って陽占を導き出すことができます。陽占からはその方の本能的な行動を表しています。
「石門星」は十干の中で木質の−に当たります。十干の「乙」と同じですね。木質は守備本能を兼ね備えていますので「石門星」も守備本能が備わっています。「貫索星」は個人の守備本能でしたが「石門星」は組織や集団の平和を「守る」といった守備本能です。
石門星のある人は横のつながりを大切にし、集団に馴染みやすいです。組織のトップに立つ方などは石門星がある方が多いです。かなりの策略家なので、自分の立ち位置をよくわかっているんです。リーダーになった方が良いときは前に出ますし、補佐した方が良いときは一歩引きつつ、上手に周りをまとめます。
だからといって従順になるわけではなく、常に相手とは対等な立場なので、上下関係を作るような社会では力は発揮されません。また現実的な生き方をしますので、夢やロマンを持つタイプではありません。政治家にも向いています。
【石門星】の位置で現れる性格
石門星が命式の中にある方は、ご自身の陽線を見て、どの部分にありましたか?
北にある方は、宗教性があります。自分自身を見失いませんし、集団を守っていく意識が強く横の繋がりを大切にするところから生まれていきます。
東は社交性です。仕事の部分にもあたりますので、取引先の方と仲良くなって、ゴルフや旅行などもしつつ、遊んでいるように見えるのですが、いつの間にか仕事に繋げてしまうような感じでしょう。
南は和合性です。人ともうまくやっていきますが、時代の流れを掴んで乗っていくのが上手です。何か状況が変わっても臨機応変に柔軟に動いていくことができます。
中央にある方は集団の守りです。中央は主星となりますので、よりその方の人生において最も生かしていきたい部分です。組織のトップになる方が多いです。
西は政治力です。自分自身が特に強く出ますので、利益を考えた人脈を作ったり、かなり策略家といえるでしょう。
石門星が極の星の場合
極の星は主星以外に、もう一つ命式の中で生かしていきたい部分です。
極の星が「石門星」と出た方は、「石門星」の特徴がより強く出ます。友人関係でも組織やサークルなどを作り、対等な仲間を作っていくことが良いでしょう。皆の利益を守る行動をしましょう。
他の十大主星との二連変化
命式の中には5つの十大主星があります。ここでは石門星が他の十大主星とのエネルギーが働くとどんな作用が起きるのかというのを書いていきます。どの位置にある星同士でもいいので、ご自身の命式にある星同士の作用をチェックしてみてください。
石門星×貫索星
両方木質のエネルギーですが、貫索が木+、石門が木−で陰陽の関係性となります。周りとの関りを大切にする石門星にしては個を守っていくタイプとなります。少し我が強くなりますが、組織の中でもしっかり自分というものを発揮し、利益を上げていきます。協調性がなく石門星の割にとっつきにくさもあるかもしれませんが、自分の役割をしっかり果たします。
石門星×石門星
こちらも比和となり、陰同士なので反発します。石門星の守備本能が2倍になります。さらに比和の関係から貫索星の要素が出てくるので、かなり頑固で我が強くなり、貫索星そのものという形に見えますが、集団を守っていく力はかなり強いものとなります。
石門星×鳳閣星
鳳閣星は火+の性質です。木生火で石門星が鳳閣星を生じる形になり陰陽は和合します。遊ぶための仲間づくりが得意で、人生を楽しむ組織となります。社交範囲も広がるにつれて組織がどんどん加速して繁栄していくでしょう。
石門星×調舒星
調舒星は火−の性質です。石門星と調舒星は木生火で、陰同士の反発があります。調舒星の自尊心やこだわりの強さから、集団の中にいても孤独を作り出します。プライドも高いのですが、後天運に石門星が回ってきたときは、組織のことを考えて動くようになり、組織のアドバイザーポジションにもつくかもしれません。
石門星×禄存星
禄存星は土+の性質です。石門星と禄存星は木剋土で、陰陽が和合します。禄存星は回転財の才能があり、それが集団の中でも発揮され、集団の財を資産運用でうまく利益に結び付けていきます。
石門星×司禄星
司禄星は土−の性質です。石門星と司禄星は木剋土で、陰の反発があります。司禄星は家庭を守り役割がありますが、石門星の社交性から外の世界を優先してしまい、家庭を壊してしまいます。一応家庭を守りたいという意識もありますが、外に出たいという葛藤が非常に強いです。
石門星×車騎星
車騎星は金+の性質です。石門星と車騎星は金剋木で、陰陽が和合します。車騎星は攻撃本能の星であり、行動力抜群なので、組織のリーダになります。かなりワンマンで、強引なところがあります。
石門星×牽牛星
牽牛星は金−の性質です。石門星と牽牛星は金剋木で、陰の反発があります。牽牛星があることで、組織の中でも一歩引いて行動をします。牽牛星は上下社会を作るタイプなので、石門星とは少し矛盾します。この組み合わせの場合、半分半分の性質が出てくるかと思われます。
石門星×龍高星
龍高星は水+の性質です。石門星と龍高星は水生木で龍高星が石門星を支える形となりますが陰陽は和合します。龍高星の単独行動や冒険心の気質が出てきます。石門星の社交性と現実的な部分に、龍高星の精神性が加わることで、新しいものを生み出す創造性や改心の心を広めていくことになるでしょう。
石門星+玉堂星
玉堂星は水-の性質です。石門星と玉堂星は水生木で玉堂星が石門星を支えますが、陰の反発があります。玉堂星の知性を集団の中に発揮していくことになります。地味ですが、平和主義で正当な知識を伝えていくでしょう。行動力にかけますが言論や理屈で組織をまとめていきます。
まとめ
石門星についてまとめていきました。石門星が主星、極の星にあれば石門星の性質を大いに生かしていくのが良いでしょう。石門星は横のつながりを大切にしていきますので、組織を意識すると良いでしょう。他の星との組み合わせでまた立ち回りも変わってくるので、自分はどの星があるのかを把握して生かしていきましょう。