算命学の十大主星の龍高星についてお伝えしていきます。
十大主星というのは陰占から導き出したもので、この地球で行動するときのその方の本能の部分を表した部分です。
自分らしく生きていると、星に近づいていきますので、自分がどの部分に何の星を持っているのかぜひチェックしてみてください。
【龍高星】ってどんな星?
これまで十干についてまとめてきましたが陰占から十大主星算出表を使って陽占を導き出すことができます。陽占からはその方の本能的な行動を表しています。
龍高星は十干の中で水質の+に当たります。十干の「壬」と同じですね。水質は習得本能を兼ね備えていますので龍高星も習得本能が備わっています。龍高星は、字のごとく空高く飛んでそうなイメージです。冒険や放浪好きで、新しいものを開拓する精神は人一倍です。習得力がすさまじいので、多くの学んだ知識を未来を切り開くための力があります。
海外に興味持つ方も多く、海外で活躍されるスポーツ選手などは干支が「壬」だったり龍高星を持っている方も多いです。とにかく不思議な世界に興味を持つ方が多いので、占いを勉強される方も多いです。
創造と破壊の二面性を持ち、時には美しいものを作り出すのに、時には作り上げたものをぶっ壊してみて何か新しいものをまた創造するような部分があります。なので医療の星ともいわれていて、解剖をしてきたことで人体構造がわかり、治療に役立たせてきました。次の発展のためなら肉体を切り刻むこともいとわないのが龍高星です。
【龍高星】の位置で現れる性格
龍高星は総合的に創造と破壊、離別、放浪、改革、忍耐、知識欲、銅かといった要素があります。
中央の龍高星
中央にある方は創造、同化です。中央は主星となりますので、よりその方の人生において最も生かしていきたい部分です。
自由な発想とチャレンジ精神旺盛な持ち主です。旅人のような自由さがあり、誰にも束縛されず、どんな形式や制約にも常識や体制の枠にもハマらず、ロマンや夢を抱いて自分の道を進みます。
いくら自由と言えど、弱音を吐くことなく忍耐力と努力は人一倍強いです。常に新しいものに目を向け、知識欲と情報収集の旺盛さは誰にも負けません。
卓上ではなく、実際に体験をして吸収したい意欲が強いので、大胆です。海外にも憧れる傾向もあり、芸術的センス、創造力、音感や色彩感覚もあります。
地位、名誉は執着がなく、自分に合った生き方ができるかどうかを重視します。他人からは何を考えているのかわからないと思われやすいです。
北の龍高星
北にある方は、改革です。国境を越えて自由に羽ばたきます。親の助けは得られませんが孤独に強く悲しみにも耐えられる忍耐強さを持っています。あっきぽく、大義名分がないと乗り越えられません。一つのことに集中することができれば花が咲きます。
東の龍高星
東は忍耐です。何かの体制に従うことができませんので、サラリーマンには向きません。自分一人でできるような仕事の方が才能を伸ばすことができます。ユニークな発想ができるので、自分にしかできないことと仕事が結び付けば満足することができるでしょう。人生の目的を早く決めると吉です。
南の龍高星
南は、海外、芸術、創造です。自由気ままに創作活動をしていきたい人です。願望だけでは何も生まれません。目的が定まらないと放浪の人生になってしまうので、早いうちにやりたいことを決めると吉です。目標が決まれば忍耐と努力で乗り越えることができます。旅や海外旅行が好きです。大衆芸術なども好きなので芸術の知恵などを伝えていくこともあります。
西の龍高星
西は放浪です。外出が好きな人です。じっとしているとイライラしまうため、目的がなくても外出してしまったり、無意味な放浪癖がついてしまったりします。女性は特に旅行が好きです。専業主婦や自宅でお仕事をしている場合はマメに出歩くようにしましょう。引きこもっているとノイローゼにもなりやすいので、趣味や習い事をするのも吉です。
龍高星が複数ある場合
部類のお人好しになったり、お節介になりやすいです。
龍高星が極の星の場合
極の星は主星以外に、もう一つ命式の中で生かしていきたい部分です。
極の星が龍高星と出た方は、龍高星の特徴がより強く出ます。偏った家庭環境で育つと運が伸びます。両親が揃い、何不自由ない生活の中では良さが出ません。
好奇心を持つことが重要です。今あるものを工夫して改良し良いものを作り上げる知恵を生むことがこの方の良さになります。
差別的な思考がなく、多様性に富んでいて様々な文化や風習を受け入れることができます。そして多様な文化や風習を上手にまとめ、後の世に残すような人となります。
他の十大主星との二連変化
命式の中には5つの十大主星があります。ここでは龍高星が他の十大主星とのエネルギーが働くとどんな作用が起きるのかというのを書いていきます。どの位置にある星同士でもいいので、ご自身の命式にある星同士の作用をチェックしてみてください。
龍高星×貫索星
龍高星が水質+で、貫索星が木質+です。水生木で貫索星を支えますが、陽の反発のある関係性となります。貫索星の特徴が強化され、より頑固で意思強くなるでしょう。また貫索星の守備力と龍高星の忍耐力も合わさって、一度決めたらどんなことがあっても守ろうとします。時に龍高星が爆発したときは、すべてを破壊してやり直すということもあります。
龍高星×石門星
石門星が木質−なので、水生木と石門星を支え、陰陽も和合します。集団の中で、自分自身の知恵を出し、創造や改革をしていきます。龍高星の精神性が現実世界に反映されていくようになります。世の中の知恵者として大衆に様々な知恵を広めていく役割があります。
龍高星×鳳閣星
鳳閣星は火+の性質です。水剋火で、鳳閣星を剋し、さらに陽同士の反発があります。精神世界同士の星の激突なので大変な情熱化です。内面の葛藤が強いのでエネルギーも消耗しやすくなります。木質の貫索星や石門星が命式にあると、葛藤が少し和らぐでしょう。
龍高星×調舒星
調舒星は火−の性質です。水剋火で調舒星を剋しますが陰陽は和合します。孤独で繊細な調舒星の要素が出ます。龍高星の忍耐により、海外などに行って孤独になったとしても耐え抜く力があり、感性を最大限生かすことができるでしょう。
龍高星×禄存星
禄存星は土質で、土剋水となり、禄存星に刻され、陽同士の反発も起きます。禄存星は愛と奉仕の星ですが、龍高星の改革改良の星が組み合わさることで、どんな手段を使っても改革改良をすることが愛であるという発想になります。それがどんなに残虐的なことでも、改良されるなら愛となるので、移植手術などができてしまうのです。この組み合わせはそのような手術をする医療の仕事が向いています。
龍高星×司禄星
司禄星は土−の性質です。土剋水で司禄星に刻されますが、陰陽は和合します。司禄星は家庭の星ですが、龍高星は家庭を顧みないところがあります。結婚前は家庭を求めつつも体は放浪していたり、結婚後は体は家庭にありますが心は外側にあるといった状態になります。司禄星は変化を好みませんので、この組み合わせの場合ダイナミックに冒険することもなく、狭い世界で放浪するタイプとなります。
龍高星×車騎星
車騎星は金質+です。金生水で車騎星に支えられます。しかし、陽同士の反発があります。車騎星の考えるより先に行動という部分が抑えられ、考えてから行動するようになります。行動力が抑えられているようにも見えますが、爆発すると大胆な活躍が見られることもあるでしょう。心を充実させるようにしましょう。
龍高星×牽牛星
牽牛星は金−の性質です。金生水で、陰陽も合します。水が生じられ、濁星が純星となり、玉堂星に近づきます。牽牛星は変化を好まず、範囲も狭いので、芸術や創造のみの世界で力が発揮されやすくなります。
龍高星×龍高星
水質の比和になります。陽の反発もありますので貫索星の質も加わります。改革、改良の気質が倍増されます。放浪を好むので、1つの仕事を極めることは困難ですが、もし、生涯一つの仕事を極めたのなら最高に輝くことができるでしょう。
龍高星+玉堂星
玉堂星は水-の性質です。水質の比和で陰陽は和合します。陽の性質が出ますので、積極的に動き回り、外へ習得しに行くタイプとなります。ただし内面は玉堂星の受け身で学ぶ性質があるので、外へ動き回って能動的に学ぶことに葛藤があります。心と行動が別で、一人で人生を歩みやすく、創造の世界では不思議な才能となって現れます。
五星三心占いでの欲望
ゲッターズ飯田さんの五星三心占いでは5つの欲望があり「自我欲」「表現欲」「金銭欲」「支配欲」「創作欲」があります。
龍高星はゲッターズ飯田さんのいう欲望のうち「創作欲の陽」にあたります。
算命学で調べる場合、陽占の中央(腹)に当たる部分が龍高星の方です。
左手が第一命数、腹が第二命数、右手が第三命数にあたるかと思います。どこかに龍高星があれば創作欲を持つ人となります。
正しく命数を調べたい場合は、下記リンクで無料で調べられます。
3つの命数はサイトに登録するか、『ゲッターズ飯田の「五星三心占い」新・決定版』で確認できまます。
「創作欲の陽」の人の特徴
クリエイティブな才能と創作のセンスが有ります。独自なセンスがあり、人と同じことをするのを嫌います。束縛が嫌であまのじゃくです。
芸能人など特殊な才能を必要とする職業に付く人に多いです。集中力がありますが、寝不足だとイライラしがちです。
枠にハマらないので海外に行っても楽しく生きて行けるでしょう。
発想力がある、あまのじゃく、海外に縁がある、束縛が嫌い、革命、飽きっぽい、変態、耳が弱い、屁理屈、睡眠不足に弱い、不思議な才能がある人が好き、偏食
まとめ
龍高星についてまとめていきました。
龍高星が主星、極の星にあれば龍高星の性質を大いに生かしていくのが良いでしょう。龍高星は冒険やロマンを好み、夢をもってダイナミックに人生を歩むことができますので、自分の夢を変に思わず大きく描いて突き進んで行くのが開運となります。