算命学の陰占での結婚星の見方を解説します!
以前は理想の結婚相手、恋愛相手というのを陽占を使って診断していきましたが、今回は陰占から結婚相手がいるのかどうかが分かります。
- 自分には結婚相手がいるのか知りたい
- 結婚相手はどこで出会えるのか知りたい
- 自分がどんな結婚生活を送る傾向にあるのか知りたい
恋愛星については下記の記事にて解説しています!
家族構成が命式でわかる
算命学では六親法と言って、あなたの陰占から、父・母・兄弟・配偶者や子供のエネルギーを見ることができます。
命式は宇宙エネルギーを表しているので、現実世界がその通りになるわけではなく、命式通りであれば自然、そうでなければ不自然に感じるというだけです。子供のエネルギーがないのに子供ができれば、面倒を見るのが大変だったり、子供が懐かなかったりします。
配偶者のエネルギーがなかったら、結婚と離婚を繰り返したり、願っても結婚に至らなかったり、結婚願望が全くないといった状態になりやすいです。結婚にエネルギーを使うのではなく、あるエネルギーを使う方があなたにとって自然で生きやすいということです。
今回は配偶者の星を見ていきますが、配偶者の星がないからと言って、結婚できないわけではなく、後天運で結婚しやすいタイミングがやってきますので、がっかりしないようにして下さい。
結婚星の見方
まず結婚星(配偶者)は自分(日干)と干合する相手です。ご自身の干合相手を命式から探します。
日干(自分) | 結婚星(干合) |
---|---|
甲 | 己 |
乙 | 庚 |
丙 | 辛 |
丁 | 壬 |
戊 | 癸 |
己 | 甲 |
庚 | 乙 |
辛 | 丙 |
壬 | 丁 |
癸 | 戊 |
例:日干「戊」、配偶者「癸」
例えば、上記の命式で日干が「戊」であれば、干合(配偶者)は「癸」です。
年支と日支に1人ずついます。出会いは多くなりますが、2つあるからと言って二股をかけるという意味ではありません。
どちらかのパートナーと結婚し、生涯共にする方もいますし、離婚しても、もう1回結婚のチャンスがあるとも捉えられます。
結婚後に両方のタイプを求める傾向にあると捉えることができるので、解釈は様々です。
結婚星の位置からわかる相手の特徴
年干、月干、年支、月支、日支の5つの場所のどこに配偶者の星があるか確認をしましょう。
位置によって、自分が結婚する配偶者の特徴がわかり、仕事で出会いやすいのか、学生時代からの人と結婚しやすいのかという傾向もわかります。
また自分はこんな結婚の傾向があって、潜在的に、こんな結婚を望んでいるんだなということも把握できます。
すでに結婚している方や、彼がいる方は、相手の望む結婚生活や配偶者との関係性を把握しておくと、満たしてあげることができるので、上手く行きやすくなります。
十二支には蔵干が1~3個隠れているので、蔵干が表示されないサイトで命式を調べた方は下記のサイトで調べなおすか、二十八元表を参考にされてください。
二十八元素早見表
結婚星の数は関係ある?
結婚星が全くないという方もいれば、結婚星がいくつもあるという方もいます。
結婚星が0個の場合
結婚はできなくはないですが、意識をしていないとチャンスを逃してしまったり、結婚してもしんどくてすぐ離婚に至る可能性があります。後天運で西方に干合が回るときは結婚しやすいので、そのタイミングで結婚できれば長続きの可能性があります。
子供の星が命式にあれば、出来婚、シングル、など、子供を授かるための一時的なパートナーだったということになるので、離婚は前向きなものになるでしょう。もし子供の命式に両親の星があれば、離婚はしない方が良いです。
結婚星が1個の場合
恋愛の先に結婚があると考えます。結婚願望は強く、付き合う際も、結婚を視野に入れて交際するかどうかを考えます。一途なタイプです。もし結婚しても離婚してしまった場合は、2回目以降は結婚と恋愛を繰り返す可能性がありますので、再婚はせず、恋愛を楽しむ程度に抑えておくと良いでしょう。
結婚星が複数の場合
1個の人と同じように、交際する際は必ず結婚を視野に入れます。ただ、1人目が上手く行かなくても、次があるという具合に、執着をしないので、結婚と離婚を繰り返す可能性があります。
年柱の結婚星について
年柱は東方なので、社会、仕事、友人、兄弟、未来、早期といった意味があります。なので、社会に出てからの出会いと捉えることができます。年柱にあると自分で好きな人を見つけますし、周りや親に反対されても、自分が選んだ人に突っ走ります。
年干に結婚星がある方
- 年上、上に年齢差が大きい
- 早婚(~25歳くらいまで)
- 女性は父親に似た人
- 自分にないものを持っている尊敬できる人
- 親の意見を押し切って、自分で決める
- 大恋愛、駆け落ち
- 先生や上司を好きになりやすい
年干は父親の位置とも捉えられます。ですので、父親みたいに威厳のある人であったり、甘えられる人など、父親とリンクするような人と結婚する傾向にあります。
父親がいなかった、父親が嫌いという方は、理想の父親を求めたり、父親と真逆な人を選ぶ傾向になることもあります。自分にないものを求めたり、尊敬できる人を好きになりやすいです。
女性が持つ場合
女性は父親に似た人を選びます。父親が嫌いだった女性は、真逆のタイプを選ぶ傾向にありますが、どちらにせよ、父親を基準に選ぶでしょう。
かといって、女性自身がか弱い女性になるわけではなく、父親的にバリバリ働き、出世などもできるしっかり者タイプです。また、自分で好きな人を決めるだけの決断力や行動力を持っているので、とてもエネルギッシュです。
周りからは姉御のように慕われるのですが、内心は、甘えたい、色々買って欲しい、連れてって欲しい、守ってもらいたいといった傾向にあります。女性自身もしっかりしてるけど、自分よりさらにしっかるしている男性と結婚している方に多い傾向ですね
ちなみに、ここに結婚性を持つ女性は、旦那さんを大きく出世させることができます。
男性が持つ場合
男性が年干に結婚星を持つと、姉さん女房的な女性を選びます。家庭的な人より、キャリアウーマンの姉御タイプの女性を選ぶ傾向にあります。男性でも無意識に父親を基準として、パートナーを選ぶので、稼ぎ手が「妻」という傾向もあります。
男性が専業主夫になったり、男性の職業が作家や芸術家のような、収入が不安定な方に多く見られます。
年支の結婚星がある方
- 年上、上に年齢差が大きい
- 早婚(~25歳くらいまで)
- 男性は母親に似た人
- 尊敬できる人、人に自慢できる人
- 自分にないものを持っている人
- 経済力がある人
年支は母親の位置とも捉えられます。ですので、母親のように、優しくて面倒見が良い人、ちょっと悪さをしても受け入れてくれるような寛大な人、いざというときは叱ってくれたり、尊敬できる部分があるといった、母親とリンクするような人と結婚する傾向があります。
年支に結婚星がある方は、生き方がはっきりしていて、なんでも自分で決めたい傾向にあるので、お見合いなどより、自分で結婚相手を見つけて大恋愛をします。
男性でも、大きく年が離れていたり、年上を好む傾向があります。母親がいなかったり、母親が嫌いな方は、理想の母親的な人を求めたり、母親と真逆な人を選ぶ傾向になることもあります。
女性が持つ場合
自分自身も母親像を全うするようなしっかりとした性格の持ち主です。妻としても、母としてもきっちり役割を担うことができます。
また、結婚したからと言って生き方を変えるようなことはなく、仕事をしたければ仕事をするなど、なんでも自分で決めていく強さもあります。
しっかりしているが故、軟弱な男性が寄ってきてしまい、本人は男性運が悪いと自分で思いがちですが、男性に対する理想が高いだけです。ハイレベルで自慢できるような生活を求めるので、年齢差が大きいおじさまとの結婚でも気にしません。愛よりも、お金を選ぶ傾向にあるのがこの女性です。
あまり完ぺきさを求めると結婚を逃すことにもなりかねませんので、あまりわがままになり過ぎないよう注意です。
男性が持つ場合
こちらも結婚する女性は、世話焼き姉さん女房タイプでしょう。母親を尊敬していれば、母親に似た女性を好みますし、母親を尊敬しない場合は真逆を選びますが、どちらにせよ母親が基準となります。
母親に対する愛の形が妻に移行するだけなので、この男性と結婚した女性は「私はあなたの母親じゃない」なんて感じるかもしれません。
なので大きく年の離れた女性など、面倒見のいい女性であれば上手く行きます。この男性と付き合う方は彼と母親の関係を再現すると、長続きしやすいです。
月柱の結婚星について
月柱は中央なので、家系、足場、立場、役職、自分の心、と言った意味があります。また25歳~55歳辺りを表します。
月干に結婚星がある方
- 晩婚(25~55歳ごろ)
- 年下、下に年齢差が大きい
- 子供やペットなど可愛いと思える存在
- 私が付いていなきゃと思わせる人
- 甘え上手な人
年干は子供の位置です。子供の面倒を見るような結婚生活を送ります。大きく年が下に離れていたり、ペットのように可愛くて母性をくすぐるような配偶者と結婚する傾向にあります。
しっかり者の相手は好まず、自分がいなきゃダメなんだからと感じさせるような人を好み、従わせたいといった気持ちが生まれます。ダメンズを好きになってしまう方は、この位置に結婚星を持っているかもしれません。
女性が持つ場合
母性本能が強いので「俺についてこい」といった男性は苦手です。ダメンズ的な男性を好む傾向にあり「私がいなきゃダメなんだから~」と感じさせてくれる、頼りない男性を求めます。
女性自身が経済的に自立している傾向にありますので、経済力もあまりないヒモ男でも問題ありません。
また、女性は心配性で独占欲が強く嫉妬深いところがあるので、彼のことはなんでも把握しておきたく、彼を管理をしたがります。連絡が取れなければ「他の女といるのかな」「事故かな」などネガティブに考えがちです。
彼には地位や名誉などは求めず、自分の夢を応援してくれたり、癒しをくれるような存在であることを望みます。
男性が持つ場合
一回りも二回りも年下の娘みたいな女性を好みます。月干に配偶者の星を持つ男性は、比較的若々しさを保っているので、ものすごい年の差を感じさせないでしょう。周りからも、羨ましがられます。
女性に対しては地位や立場などは求めず、自分のことを癒してくれたり、そばで応援してくれる人を好む傾向にあります。
月支に結婚星がある方
- 同士のような人
- 心の支えになってくれる人
- 家系、家族を支える大黒柱的な人
- 自分とリンクするような人
- 同い年、同級生
- お見合い
月支は家系やご自身の心を表します。男女ともに家系をしっかり支えてくれるような人で、自分の家族や親せきなどの付き合いも大事にしてくれる人です。家事も育児も平等に協力し合います。
家系との繋がりや関係性が深くなりますので、親の薦める人とのお見合いも考えられます。
また、月支は自分自身の心を表すとも言えますので、なんでも話せて自分のことをわかってくれる心が安らぐような人を求めます。アドバイスなどが欲しいわけではなく、精神的にリラックスできれば満たされます。
気の許せる仲間や幼馴染などから発展する傾向にあります。とはいっても、家系との縁が深くなるので、家系を継承する役目を持った相手であるということを理解しておかなければいけません。
女性が持つ場合
一緒にいると安心できるような心安らぐ配偶者を求めます。それでいて、対等な関係で友達のように楽しめる人が相手です。ただ配偶者は長男であったり、家系を継承するような男性です。
嫁ぐ場合は自分も彼の家系を守っていくという覚悟が必要でしょう。お見合い結婚の可能性もあります。逆に、女性が継承する家系の場合は、婿養子をもらう形になります。
男性が持つ場合
家庭のことを任せても大丈夫なしっかりした方を望みます。育児や子供の教育、家系のやりくり、親戚づきあい、親との同居などもできる女性と結婚します。
相手を選ぶ際は、両親が気に入ってくれる人が決め手です。お見合いの可能性もあります。嫁姑のトラブルなどは避けたいので、独身でも良いかなと考えてしまうこともあるようです。
日柱の結婚星について
日柱は配偶者、プライベート、蓄積、過去を表します。また55歳以降の晩年期を表します。
日柱に結婚星がある方
- 家庭を中心に考える人
- 昔ながらの一般的な家庭
- 自分からはいかず、相手から迫られるのを望む
- 結婚したら専業主婦
日柱は配偶者そのものを表し、プライベートな位置なので、仕事人間と言った人ではなく、男女ともに家庭を中心に考えてくれる人を選びます。女性は一歩下がって主人を盛り立てるような、昔ながらの妻が結婚相手になります。
女性が持つ場合
結婚が最終就職、稼ぐのは男性で、女性は食べさせてもらうものという古典的な考えを持ちますので、結婚後は専業主婦になる傾向があります。働くのもあまり好きではないです。
基本受け身で専業主婦を望むので、自分からの大恋愛というより、相手から熱烈なアプローチをされるか、お見合いでないと上手く行かないタイプです。
専業主婦として家庭を守りますが、やるのは家事だけで、それ以外は、基本的には旦那さんを頼りたいと思います。旦那さんが出世することより、旦那さんには家庭を中心にしてもらいたいので、育児や家庭のサポートにも熱心な人であれば申し分ありません。出かけるのも一緒で、べったりタイプの傾向があります。
男性が持つ場合
家庭と家族を大切にしてくれて、専業主婦を全うしてくれる人を望みます。自宅で「いってらっしゃい」「おかえりなさい」と言ってくれるような家庭を理想とします。キャリアウーマン、良妻賢母という女性より、ドジで可愛くて甘えん坊な女性を好む傾向にあります。
まとめ
結婚星についてまとめていきました。人によっては全柱にある方もいるので、全タイプを満たしてくれるような相手であれば申し分ありませんが、配偶者が1個しか満たしてくれなくて、なんとなく不足感を感じているときに、もう一個の方を満たしてくれる人が現れると不倫に至ってしまう可能性があります。
逆もしかりで、相手にいたるところに結婚星があれば、その部分を満たすようにすれば、浮気に走られることもないでしょう。