
今回は、四柱推命の重要ポイントとなる身強と身弱の判断方法について解説していきます!
私はこれまで、誤った身強身弱の判断を学び、さらに通根というワードすら知らずに四柱推命もどきを学んでしまいました。
十二運星で判断する方法や命式の五行を数えて点数で決める方法が主流のようですが、それらは本質的ではないということが分かりました。
三柱推命の教室を批判したいわけではなく、右脳で判断する鑑定の方が本質を突いてるなと思ったので、学んだことを少しづつシェアしていくので、一緒に知識を深めて行けたらと思います。
- 本質的ではない判断方法について
- 力量の判断の理解について右脳で判断する方法のメリット
こんな判断は本質的ではない!


- 十二運星の数値で判断している
- 帝旺、建禄、冠帯があれば身強
- 死、墓、絶があれば身弱
- 通変星に吉凶を付ける
- 季節の力や全体の力量を見ず五行をただ点数で数える
- 蔵干から一個取り出して通変星を付ける
- 三柱推命で鑑定している
- 弟子をとるために50万~100万かかるところ



私はこれまで、上記の内容を教えるような教室で学んでしまいました。
上記の教えが間違っているとかではなく、巷の本を読めばわかる内容なのに、50万円かけてしまったのが痛かったです。更に、何年か鑑定していくうちに、本質的な鑑定ができないということに気が付きました。
ちょっと嫌な言い方をすると、上記の占いはエンタメ要素の強い四柱推命もどきです。
私が思うことは、四柱推命”もどき”なのに、『四柱推命』と謳っているのがどうなのかなと思います。
四柱ちゃうやんみたいな(笑)
迷走しまくって算命学なども学びましたが、四柱八字で占う四柱推命は最強だと思いました。
中でも、右脳を使う四柱推命を知ってから「四柱推命ってこんなに奥が深くて楽しいものだったんだ!」と改めて四柱推命を学ぶ姿勢になりました。
三柱で占う四柱推命が本質的ではない理由


四柱推命で1番重要なのは、身強身弱の判断と用神の取り方です。
しかし、四柱推命もどきの教室では、身強身弱の判断はそこそこで、十二運星の点数の合計で判断するので、型にはまった要素が強いです。



十二運星にエネルギー値があり、三柱の十二運星の合計で判断するように学びました。
- 3~10⇢スペシャリストタイプ、精神主義者
- 11~19⇢バランサータイプ、精神主義と物質主義の中間
- 20~36⇢ジェネラリストタイプ、物質主義者
このように教わりましたが、本来、身強身弱の判断は用神をとるために必要なので、後天運の判断ができません。
三柱推命の教室では、星の特徴を覚えるだけで、蔵干、月令を得る、通根、透干といったワードは一切触れることなく、鑑定士を名乗れる資格を与えられます。
そもそも四柱推命を伝えていた泰山先生 自身も途中まで間違ったものを伝えてしまっていて、間違った知識がそのまま派生して様々な流派が出来上がってしまったので、四柱推命もどきを教えている教室も自分たちが正しいと思って教えています。
なので、誰が悪いわけでもありませんし、誰かを責めても意味がないので、自分で正しい情報を得る必要があります。


八字全体を見て力量を判断する!


三柱推命や十二運星、神殺などの考え方は、八字だけで占うのは華やかさに欠けるということで、日本人が作ったオプションのようです。
確かに、十二運星などがあると、初心者には非常に覚えやすくて、なんとなく当たってる気もするので、取っかかりやすいです。
ちなみに、十二運星を使っているところはどんなことを教えているかと言うと
- 「劫財+帝旺があるから組織のトップとして活躍できる!」
- 「比肩+建禄があるから個人で突き抜ける!個人事業向き!」
- 「傷官+沐浴は芸術家向き!」
- 「正財+墓は超蓄財家!莫大な財産を手に入れる」
といった判断をします。
習ってるときは「そうなんだー!」と鵜呑みにしていましたが、「あれ?全然違う!」という人も大多数いることに疑問を持ちました。
みんながみんな当てはまらないのは、命式の五行の力量がひとりひとり違うからです。
日干の干支を見て部分的に判断するのではなく、命式の八字の全体を見て判断することで、かなり本質を突いた鑑定に近づくことができます。
右脳でイメージして判断する!


「月令を得てるか判断してるよ」「八字全体を見て身強や身弱の判断をして鑑定してるよ」という教室だとしても、下記のやり方も本質的ではありませんので、注意が必要です。
- 格をとる方法
- 命式と後天運の五行に点数をつけて力量を測る方法
これらは型にはめるやり方なので、左脳的な四柱推命です。
右脳的な四柱推命は、日干がどんな状態になっているのかをイメージして、力量を判断していきます。
- 右脳→イメージ力や創造力、五感を使って色や音など認識する器官
- 左脳→計算や言語など理論的思考を司る器官



例えば、絵の具で絵を描くのを思い浮かべて下さい。


紫色を作るとき、青色が何グラムで赤色を何グラムかを測って色を作りますか?
青よりの紫とか赤寄りの紫とか、白を混ぜて薄色の紫とか、感覚で色付けしていったと思います。
それと同じで、命式の判断も五行の境目はそんなにきっちり測れるものではありません。
性格も運命も、人それぞれ全部バラバラなのに「1+1=2です」というように「あなたは印綬格だからこうです!」と答えを出すやり方をしています。
どうしても型に当てはめたいなら、四柱推命でなくて、動物占いや血液型占いで十分だと思います。
右脳的な四柱推命が本質を測れる理由


きちんと点数つけた方が、正しい判断ができるのでは?という意見もあると思いますが、五行の点数を数えるやり方だと、五行のバランスを見ることはできますが、具体的なアドバイスに欠けてしまうことになります。
十干の特徴をきちんと理解していないと的外れなアドバイスをいうことになりかねません。


火の五行が用神の命式があったとき、自然界の中だと丙と丁は全く扱い方が違います。
例えば、畑仕事をしてる農家さんに「焚火をしたら作物が育つよ」
木こりさんに「斧を太陽に当てたらよく切れるようになるよ」
と的外れなアドバイスを言っているようなものです。
右脳でイメージするやり方なら丙が必要なのか、丁が必要なのか適確に伝えることができます。
自分で情景をイメージしながら伝えれば、お客さんもわかりやすいです。



ただこれは、あくまで私の意見です。
お客さんの不安を取り除き、幸せに導ける鑑定ができるならどんなやり方でも良いと思うので、四柱推命に限らず、ご自身が好きな占いを学ぶのが一番有意義だと思います。
好きこそものの上手なれです。

