算命学の十大主星の車騎星についてお伝えしていきます。
十大主星というのは陰占から導き出したもので、この地球で行動するときのその方の本能の部分を表した部分です。
自分らしく生きていると、星に近づいていきますので、自分がどの部分に何の星を持っているのかぜひチェックしてみてください。
【車騎星】ってどんな星?
これまで十干についてまとめてきましたが陰占から十大主星算出表を使って陽占を導き出すことができます。陽占からはその方の本能的な行動を表しています。
車騎星は十干の中で金質の+に当たります。十干の「庚」と同じですね。金質は攻撃本能を兼ね備えていますので車騎星も攻撃本能が備わっています。車騎星は、剣のごとくスピード感がものすごくあり、頭で考えるより、まず行動を起こしている状態です。悪くいって短気、せっかちな人という捉え方ができますが、とにかく前進あるのみという性格です。
男性にあると闘争心ギラギラという感じとなります。営業職など向いています。強靭な肉体とメンタルの持ち主となりますので、運動の星ともいわれるほどなので、スポーツ選手には必須な星です。天庫星や天極星とくっつくと、ストイックさが加わり、大活躍できるかと思います。
女性の場合は姉御肌でとても頼りになるお姉さんという存在になります。また女性にとっては偏夫の星、恋愛の星となります。自ら仕掛けることもできるので、肉食系女子という感じになるのでしょうか。営業と同じで恋の駆け引きなんか得意なイメージでしょうか。
【車騎星】の位置で現れる性格
車騎星の方は総合的に、攻撃、前進力、短気、スピード、行動力、正直者、直情型、働き者と言った要素があります。
中央の車騎星
中央にある人は行動力、単独の戦いをする人です。中央は主星となりますので、よりその方の人生において最も生かしていきたい部分です。一本気で、逆境に強い方です。
考えるより、行動タイプで、行き当たりばったりになりやすいです。危険な方向をわざわざ選ぶところがあります。誰もが嫌がる仕事をしたり、少々犠牲的な行動を起こしがちな正義感の強いところがあります。
気性が激しいのでスピーディーに物事が運ばないとイライラしたり、短気になるところがあります。表売れがないので正直者で人を疑うことをしません。
衝突も多いですが、さっぱりしています。言いすぎると後悔するので注意しましょう。女性ですと、犠牲的な心理が働きがちで、ダメ男に尽くしがちなところがあります。騙されないように注意が必要です。
北の車騎星
北にある人は、間接的な攻撃です。働き者で攻撃的な性格ですが、怒りっぽくて喧嘩っ早いところがあります。生涯現役で働きます。直接相手を攻撃するのではなく、他人を介して戦う戦略的なやり方をします。地位が高い方に多いです。
東の車騎星
東にある人は、働き者、短気です。非常に行動的で働き者に見えます。周囲の評価もよく、頑張り屋さんで、気が利く人です。じっとしていられない性分なので、本人は無理していません。
人の話を最後まで聞かないそそっかしいところもあります。スポーツをしたり、体を酷使するような仕事が向いています。
南の車騎星
南にある人は野次馬です。火事や喧嘩と聞くとじっとしていられません。自分も加わりたくなるような人なので、野次馬気質なところがあります。
ミーハーで、流行にもすぐ飛びつきます。他人の言動につられて悪い仲間を作ってしまうところがあります。危険が伴う場合は、後先考えずに行動しすぎないように注意しましょう。
西の車騎星
西にある人は、闘争、短期です。内面の攻撃性を秘めています。正義感が強く、実力を兼ね備えた戦いをします。働き者でよく動きます。
のんびりしている人、とろい人を見るとイライラしてしまうなど、非常に短気です。この方が静かになるときは病気のときと寝ているときぐらいです。
結婚生活はよほど相性が良くないと家族がくたびれてしまう可能性があります。口よりも手が早いので、暴力を振るわないように注意しましょう。
車騎星が複数ある場合
女性の場合は、男性運の変転が多いです。異性関係が派手になりがちなので、浮気や不倫などのトラブルに注意しましょう。
車騎星が極の星の場合
極の星は主星以外に、もう一つ命式の中で生かしていきたい部分です。
極の星が車騎星と出た方は、車騎星の特徴がより強く出ます。人の嫌がる行動を奉仕の精神を持って出来ます。やりたいわけではなくとも、引き受けざるを得ない立場に立たされます。
争いの星ですので、闘争心を起こさせる環境に身を置くことが吉です。可愛がられて育つとダメになります。
男性の場合、子孫を残すという本能から、異性を求めて止まないところがあります。
他の十大主星との二連変化
命式の中には5つの十大主星があります。ここでは車騎星が他の十大主星とのエネルギーが働くとどんな作用が起きるのかというのを書いていきます。どの位置にある星同士でもいいので、ご自身の命式にある星同士の作用をチェックしてみてください。
車騎星×貫索星
車騎星が金質+で、貫索星が木質+です。金剋木で貫索星を剋します、陽の反発のある関係性となります。前進力と守備力を交互に出します。基本は単独行動で前進して戦っていくというタイプです。人生で壁にぶつかることが多く、苦しい場面が多いでしょう。
車騎星×石門星
石門星が木質−なので、木剋土と石門星を剋しますが陰陽は和合します。行動力を組織の中で発揮し、大衆のリーダーとなります。強引でワンマンなトップとなりがちです。とはいっても役割や正義感を優先するタイプです。
車騎星×鳳閣星
鳳閣星は火+の性質です。火剋金で、鳳閣星に剋され、さらに陽同士の反発があります。両方の力が削がれます。鳳閣星の穏やかな感じが表面にあるので、車騎星の一本気な攻撃力はありません。単独行動になることもないので、幅広い人脈を作りながら前進し、大きな財を残すことができます。
車騎星×調舒星
調舒星は火−の性質です。火剋金で調舒星に刻されすが陰陽は和合します。車騎星の攻撃性が表面化しやすいです。一本気な攻撃性と退くことを知らない攻撃性から、世渡りを下手にしてしまう組み合わせとなります。
車騎星×禄存星
禄存星は土質で、土生金となり、禄存星に生じられる形となります。ただ陽同士の反発が起きます。車騎星が前面に出ますが、禄存星の愛情の世界観から、野蛮な攻撃性は出ません。禄存星の回転財の素質から投資家など、財力で勝負しようとします。愛のため、好かれるたなら自ら危険に飛び込むタイプといえます。
車騎星×司禄星
司禄星は土−の性質です。土生金で司禄星に生じられ、陰陽も和合します。家庭が仕事の原動力となり、家庭のために尽くし、頑張ります。龍高星+身旺がある場合は国家のため、日本のために働きます。牽牛星がある場合は小さい組織で官僚型となるでしょう。他の星の組み合わせによってスケールの起き佐賀変わる組み合わせです。
車騎星×車騎星
金質の比和で、陽同士の反発があります。貫索星と石門星の質も加わります。前進してるときは車騎星の要素が輝きますが、守りに入っているときは貫索星の要素が出ます、のんびりとしているので、鳳閣星っぽくも見えます。スピードが出たり、マイペースになったり、目まぐるしく変化のあるタイプとなります。
車騎星×牽牛星
牽牛星は金−の性質です。比和で陰陽も合します。この時だけは陰の牽牛星の要素が前面に出てきますが心は車騎星なので、組織の中で嫌々従事していくこともあります。人生が逆境に陥ると、最も特色を出し、輝いてくる人物となります。
車騎星×龍高星
龍高星は水+の性質です。金生水で龍高星を生じますが、陽の反発もあります。龍高星は知性的な部分と忍耐力があるため、車騎星の考える前に行動するスタンスが抑えられます。一見おとなしく見えますが、ことが起こると大胆に活躍することもあります。ただ思考と心にずれがあるため、心を充実させるようにしましょう。
車騎星+玉堂星
玉堂星は水-の性質です。金生水で、玉堂星を生じ、陰陽は和合します。知恵と行動力がバランスよく一体となって素晴らしい人格を作り上げます。車騎星の自己中心的な部分もなく、周囲の変化にうまく対応できるでしょう。高貴な思考が作られやすいです。
五星三心占いでの欲望
ゲッターズ飯田さんの五星三心占いでは5つの欲望があり「自我欲」「表現欲」「金銭欲」「支配欲」「創作欲」があります。
車騎星はゲッターズ飯田さんのいう欲望のうち「支配欲の陽」にあたります。
算命学で調べる場合、陽占の中央(腹)に当たる部分が車騎星の方です。
左手が第一命数、腹が第二命数、右手が第三命数にあたるかと思います。どこかに車騎星があれば支配欲を持つ人となります。
正しく命数を調べたい場合は、下記リンクで無料で調べられます。
3つの命数はサイトに登録するか、『ゲッターズ飯田の「五星三心占い」新・決定版』で確認できまます。
「支配欲の陽」の人の特徴
頭の回転が速いです。一匹狼なところがあり、目上の人にも意見します。頑固で正義感が強いので、自分の意思を貫いて行動していきます。
社長向きで起業家としても持ち前の意志の強さと行動力でやっていけます。長いものに縁があり、ペンを持つ作家や漫画家、バッドを持つ野球選手など成功しやすいです。
長い食べ物で麺類を好むので下半身太りしやすいです。
せっかちで空回りしやすいところがあるので、恋愛はすぐに諦めず、じっくりと進めていきましょう。
正義感、行動が雑、褒めに弱い、衝動買い、無謀でも行動する、下半身太り、下半身の怪我、行動力がある、腰痛、パワフル、麺類好き、社長気質
まとめ
車騎星についてまとめていきました。
車騎星が主星、極の星にあれば車騎星の性質を大いに生かしていくのが良いでしょう。車騎星はどんどん前進していくタイプですので、その特徴を相手を傷つけるのに使うのではなく、世の中の発展のために使っていくことで、大いに活躍できるでしょう。