今回は紫微斗数の命盤の宮についてです!
四柱推命は八字で運気の流れなどを見ることができますが、紫微斗数は結婚運、恋愛運、仕事運、財産運など、12個の項目に分かれてるので、細かい診断ができます。占い初心者の方でも習得しやすい占いです。
今日は12個の宮について解説していきます。
12個の宮の意味を知ろう
西洋占星術でホロスコープがハウスで分けられているように、紫微斗数も12個の宮で分けられています。
- 父母宮:両親、目上との関係
- 命宮:自分自身
- 兄弟宮:兄弟、同僚などとの関係
- 夫妻宮:結婚運、配偶者との関係
- 子女宮:子供との関係、恋愛パターンや好みを表す
- 財帛宮:財運
- 疾厄宮:病気、疾患を表す
- 遷移宮:移動、引っ越し、対人関係、第一印象、外面を表す
- 奴僕宮:部下、ファン、客、目下との関係を表す
- 官禄宮:仕事運
- 田宅宮:遺産、財産運
- 福徳宮:趣味、余生、精神的に満たすもの
前回の十四主星と同様、この12個の宮の意味を覚えることが重要になってくるのですが、この12個の宮もイメージで覚えると覚えやすいです。
覚え方
一番上に父母宮がありますが、自分自身を表すのは2番目にある命宮です。
まず自分自身(命宮)は両親(父母宮)から生まれてきますので、1番目に父母宮があり、次に命宮が来ます。
兄弟や友達と過ごす時期が来ます。(兄弟宮)
恋愛・結婚して、夫婦関係になります(夫妻宮)。そして子供ができます(子女宮)。
出世したり収入も安定してきます。(財帛宮)
歳を取って、健康にも気を遣います(疾厄宮)。
家を持ったり、引っ越ししたり、住む場所が変わったりします(遷移宮)
部下ができたり、商売している人はお客さんやファンができます。(奴僕宮)
仕事で出世したりします。(官禄宮)
遺産を残す、相続の準備をします(田宅宮)
最期は何も持っていけないので、精神が残ります。(福徳宮)
宮の4つの関係性
紫微斗数は命盤といって円状に反時計回りで並んでいます。順番は同じですが、命宮がどの位置にくるかは一人ひとり違います。
こちらのサイトでは下記のように命盤が算出できます。
そして各宮はそれぞれでも意味がありますが、宮同士の関係性によっても意味合いが変わってきます。宮同士の関係性でまず覚えておきたいのが4つです。
- 隣宮
- 三合宮
- 対宮
- 三方四正
隣宮
隣宮は名前の通り、隣の宮のことです。先ほど書いたイメージで、隣には何が来るのか覚えておきましょう。
命宮なら兄弟宮と父母宮が隣宮になります。
三合宮
三合宮は三角形の位置関係にある宮のことです。
上記の図は色分けしてますが、わかりにくい場合は、4番目に来る関係性のことと覚えておけば大丈夫です。三合宮の位置関係にある宮同士は強く影響し合います。
- 命宮、財帛宮、官禄宮
- 夫妻宮、遷移宮、福徳宮
- 父母宮、子女宮、奴僕宮
- 兄弟宮、疾厄宮、田宅宮
このように一つの宮を見るときには、三合宮も同時に判断材料に入れるとより深い鑑定になります。
昔の人は人を評価するとき財産(財帛宮)と地位(官禄宮)で判断していたので、命宮、財帛宮、官禄宮がとても重要視されていました。
対宮
対宮は対面同士の宮です。
対宮の関係になると、新しい意味ができます。
例えば命宮は自分自身で、遷移宮は引っ越し、旅行、海外などの移動運です。
命宮の対宮として遷移宮を捉えると、自分の外側=外面、外向きの自分という見方になり、遷移宮は第一印象を表す部分にもなります。
他の宮も対宮になると意味が変わってきますので、また別のときに詳しく解説します。
三方四正
対宮と三合宮を合わせた関係性を三方四正と言います。
特にこの命宮、官禄宮、財帛宮、遷移宮の4つは特に自分に関わる部分なので、実際の鑑定でよく使うことになるでしょう。
身宮について
身宮は人生の後半の自分自身を表す宮です。
身宮は命宮、夫妻宮、財帛宮、遷移宮、官禄宮、福徳宮のどれかに入ります。
ただ身宮がどの宮に入るかはあまり関係がありません。身宮になんの星が入っているのかが重要です。13個目の宮として捉えると、混乱しないと思います。
同宮
専門用語で同宮と言うことがあります。
例えば、遷移宮の中に身宮が入ってたら、遷移宮と身宮が同宮するといいます。一緒に入っているという感じです。
今後も同宮という言葉はちょこちょこ出てくるので、覚えておくと良いでしょう。