干支についてまとめていきます。
人はそれぞれ性質が分かれており、相性もあるということがわかり、生きやすくなったと感じています。
干支は四柱推命の中でも初めに学ぶ部分です。初めは「血液型みたいなもんでしょ」と思っていた私ですが、身近な人や芸能人を分析していると、干支の性質がよく出ているなと感じています。
干支って何?
干支は【十干(空間)×十二支(時間)】の組み合わせです。四柱推命(東洋占星術)は時間と空間を読み解く占いとなります。
十干は木・火・土・金・水の五行を陰(-)・陽(+)で分け、10個の性質を表しています。(陰陽五行)
十二支は皆さんご存じの通り、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥です。
四柱推命の干支の組み合わせは六十干支あります。
五行説
五行思想(ごぎょうしそう)または五行説(ごぎょうせつ)とは、古代中国に端を発する自然哲学の思想。 万物は火・水・木・金・土の5種類の元素からなるという説である。 また、5種類の元素は「互いに影響を与え合い、その生滅盛衰によって天地万物が変化し、循環する」という考えが根底に存在する。
Wikipedia
五元素は木・火・土・金・水とあり、自然現象、政治体制、占い、医療など様々なところで五行は使われます。
五味(酸・苦・甘・辛・鹹)、五臓(肝・心・脾・肺・腎)、五情(怒・喜・思・悲・恐)、五常(仁・礼・信・義・地)などを表します。
陰陽説
陰陽は相反するものですが、陽があるから陰が成り立ち、陰があるから陽が成り立ちます。陰陽は切っても切り離せないものなのです。
すべての物事は陰と陽の相反する2つのエネルギーから構成されているのです。
- 陰:遠心的なエネルギー(地・月・暗・静・柔・女・裏・冬・闇)
- 陽:急進的なエネルギー(天・太陽・明・動・剛・男・表・夏)
2つで一つになりますので、どちらか一つだけを受け取るということはできません。
例えば、感情はポジティブな感情だけを受け取りたい方が多いと思います。しかし、ネガティブな感情を知らなければ、ポジティブな感情すら感じることができないのです。
十干:宇宙から与えられたあなたの性質
四柱推命ですと十干は赤丸で囲った部分となります。上記には「癸」とありますね。この部分がその方の基本性質となります。
木:甲(+)・乙(-)
火:丙(+)・丁(-)
水:戊(+)・己(-)
金:庚(+)・辛(-)
水:壬(+)・癸(-)
このように10個の性質に分かれます。宇宙から与えられたあなたの性質ですので、無意識レベルで、皆さんその性質の行動をしています。
相性:人との違いを理解しよう
五行は生かしあう関係(相生)、抑えあう関係(相克)、同じ性質(比和)があります。相克だから悪いというわけではありませんが、木は火の燃料になり、よく燃える手伝いをします、しかし、水は火を消してしまいます。人間も同じように、五行の性質によって生かしあったり、抑えあう関係となったりします。
人間関係において「何でこの人こんなに考え方が違うんだろう」と思うことってありますよね。何か合わないなとかんじる人いると思うんです。しかし、これに対して、いい人間関係を気づけない方は、火に水をかけて「何で消えるんだ!」と怒っているのと一緒です。
みな性質が違うことを理解することで、人間関係を受け入れやすくなります。
十二支:人生のテーマを表す
十二支は四柱推命だと日柱の赤丸で囲った部分を見ます。日柱が一番強くその人の性質を表しますので、その年によって午年などありますが、それは年柱の部分です。四柱推命では性質としてはあまり強く出てきませんので、着目ポイントは日柱を見ます。
十二支は五行、四季、月、時間を表します。そして、日柱の十二支によって、宇宙から与えられた人生のテーマがあります。
亥子丑:冬→テーマは勉強で、興味のあることを勉強ことが大切です。
寅卯辰:春→テーマは恋愛で、ときめきを大切にします。
巳午未:夏→テーマは行動で、アクティブに行動することが大切です。
申酉戌:秋→テーマはお金でお金の価値観を見直すことが大切です。
このように日柱に何の十二支が来るかによって、人生の大きなテーマがわかります。
まとめ
干支についてお伝えしました。日柱の十干と十二支の組み合わせで性質や人生のテーマがざっくりお伝えしました。干支、通変星、十二運星など組み合わせでもっと深く読み解いていくのですが、干支はその方の土台の部分となります。ご自身は何の干支を持っているか知ることで、自分の性質がわかったり、相性もわかるので、知っておくのをお勧めします。
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