十干の土の性質「戊」についてお伝えしていきます。
【十干】とは?
この地球の空間にあるエネルギーを見える化させたものです。
この地球に存在しているありとあらゆるものは、陰陽五行で表されます。
算命学は私たち一人ひとりのエネルギーや、運勢を見える化させてくれています。ずっと同じ運勢なのではなく、日々変化しています。
十干 | 五行 | 自然界 | 方角 | 色 | 本能 |
---|---|---|---|---|---|
甲 | 木+ | 大木 | 東 | 青 | 守備 |
乙 | 木− | 草花 | |||
丙 | 火+ | 太陽 | 南 | 赤 | 伝達 |
丁 | 火− | 人工火 | |||
戊 | 土+ | 山 | 中央 | 黄 | 引力 |
己 | 土− | 田畑の土、大地 | |||
庚 | 金+ | 剣、斧、鉱石 | 西 | 白 | 攻撃 |
辛 | 金− | 宝石、ハサミ | |||
壬 | 水+ | 湖、大河、海 | 北 | 黒 | 習得 |
癸 | 水− | 雨、霧 |
【戊】読み方は?
「戊」は自然界のエレメントで「山」を表します。陰陽では土の陽(+)、土の性質の兄にあたります。
読み方は「つちのえ」「ぼ」です。
【戊】の特徴
人が集まる、温厚、おおらか、スローペース、正直、自信家、大胆。強引
- 圧倒的な存在感がある
- 物事に動じない
- 自然と人が集まる
- 協調性がある
- 細かいことを気にしないおおらかな心を持つ
- 成功や精神世界、自然の法則が好き
- 変化の激しいところにはついていけない
- 納得できないと動かない頑固さがある
- 太りやすい、身体が大きい
- マメではない
日干はその方自身を表します。
山は世界中どこに行っても魅力があり、人気ですよね。日本には富士山がありますし、海外にもパワースポットとして人が集まる山が沢山存在しています。
雪が降っても、嵐があっても、山火事にあっても、どんな時も動くことはありませんので、何事にも動じない安定感があります。
そんな山は、愛と財のシンボルです。人に喜ばれることが好きでサービス精神も旺盛です。元気がない人や、困った人にパワーを与える愛情奉仕の気質を持ち合わせるので、どんどん人が集まります。
意外と現実的で、どっしりとしているので、行動はマイペースでスローです。変化やチャレンジといったことは不向きです。チャンスを逃しやすいところもありますが、本人はあまり、気にせず、着実に土台を固めていきます。
会社の組織だったら、いざというときでも落ち着いていられる社長さんや、緊迫した状況でもエネルギーを与えるムードメーカー的なポジションとなるでしょう。
ただ行動や決断が遅かったり、少々鈍感で容量が悪く、融通が利きにくいので、生活が単調になりがちです。お世辞やおだてに弱いところもあります。補佐役にスピード感のある人がそばにいたらいいかもしれません。
【戊】の著名人
「戊」の人はそんなパワースポットのような人で、人が自然と集まってきます。アイドルの方にも多く、元乃木坂46の白石麻衣さんも日干が「戊」です。白石さんは卒業した今も、注目度抜群ですよね。
【戊】の運気UPポイント
- 自分と高める努力をする
- 神社参拝
- 自分を責めない
- 夢や希望を大きく持つ
【戊】とその他の相性は?
戊は土(+)です。引力本能をつかさどっています。他の五行との相性についてみていきます。
【戊】×木性(甲・乙)との関係:木剋土
「甲・乙」は戊にとって剋される関係にあります、木は土から養分を吸い取ります。
【戊】×火性(丙・丁)との関係:火生土
火から土へと相生の関係性です。木が火によって燃えると灰になり土にかえるという意味で循環として相生となります。
【戊】×土性(戊・己)との関係:比和
戊も己もどちらも土質なので比和となります。
ただ、土同士が沢山集まっていてもあまり役に立たないと言えます。
【戊】×金性(庚・辛)との関係:土生金
湿土から金が生まれます。金属類は土の中の鉱脈の中に有り、人は土を掘る事により金属を得る事ができます。乾いた土からは、金は生まれません。土が多すぎても埋金になります。鑑定の際も土の状態は非常に重要です。
【戊】×水性(壬・癸)との関係:土剋水
土は水の流れを制御し、堰きとめてしまいます。水は流れる必要がありますので。土と水の関係性は剋になります。
戊×癸【干合:火質(伝達本能)】
ある条件下では干合すると戊は丙(火+)、癸→丁(火−)と化します。
覚え方は「ぼきかか」です。
おわりに
今回は「戊」についてお伝えしました。
日干には性質があると言われていますが、月柱、日柱、年柱、後天運によって、日干の状態が大きく変わるので、一概に日干だけで判断するような占いは意味がないということも頭に入れておきましょう