今回は紫微斗数の副星についてです!
紫微斗数には100個以上の星があるそうですが、影響が大きいものだけに絞られた結果、副星は24個で鑑定する本が多く見られます。
副星はざっくり2つの判断方法があります。
A:吉凶の強さで解釈する方法
B:星の意味で解釈する方法
今回は、A:吉凶の強さで解釈する方法について、詳しく解説していきます。まずはご自身の命盤をチェックして、命宮を本宮とした三方四正に何の副星が入っているかを見てみて下さい。
- 紫微斗数について知りたい
- 副星について知りたい
- 副星の吉凶について判断基準を知りたい
主星と副星の違いについて
- 主星は14個 大まかな方向性、性格、信念、価値観、キャラクター など
- 副星は24個 細かい運気、宮の吉凶の判断、性格の長所短所、時期の吉凶の判断 など
鑑定では主星を主役で見て、副星はその宮が良いのか悪いのか補助の役割としてみていきます。
ちなみに紫微斗数の副星は100個以上あると言われており、その影響度合いにランクがあります。
甲級星、乙級星、丙級星、丁級星、戊級星までありますが、影響が強いのは24個です。
しかし、乙級でも甲級並みに影響力が強い星があるので、副星に関しては、ランクで覚えるより、グループで覚えてしまうのが良いでしょう。
また、グループで覚えておけば、副星が何個も入ったときに応用が利きます。
A:吉凶の強さで解釈する
今回は副星を影響度合いで4つのグループで分けていきます。
①吉凶が強いグループ
②吉凶が弱いグループ
③吉凶がないグループ
★特別に吉凶が強くでるグループ(四化星)
副星は何個も同宮しますので、優先順位をつけて判断することになります。
上から順に影響の度合いが強いので、優先的に判断していき、最後の★は四化星と言って特別な副星なので、別の機会に解説します。
①吉凶が強い副星12個
まず吉凶が強い星は12個あります。吉星6個、凶星6個です。
この星たちはペアになっていて双星と呼びます。互いに似た意味になっています。
この12個の星を各宮の副星の中で第一優先に判断します。
六吉星
強い吉星は6個あります。( )に大まかな意味を書きましたが、現時点ではこの6個の星が入っていたら吉であることを理解しておけばOKです。
- 文昌星&文曲星 (心のゆとり)
- 左輔星&右弼星 (人脈運)
- 天魁星&天鉞星 (出世運)
昌曲、左右、魁鉞と覚えましょう。
ちなみに六吉星はすべて甲級副星です。
六凶星
強い凶星も6個あります。こちらも( )に大まかな意味を書きましたが、現時点ではこの6個の星が入っていたら吉であることを理解しておけばOKです。
- 羊刃星&陀羅星 (肉体的なトラブル)
- 火星&鈴星 (感情面のトラブル)
- 天空星&地劫星 (精神的な苦労)
羊陀、火鈴、空地と覚えましょう。
羊刃星&陀羅星、火星&鈴星は甲級副星です。
天空星&地劫星は乙級星です。
双星の意味が強くなる配置
双子の星の吉凶の意味が強さを増す配置があります。
- 同宮(一緒に入る)
- 加会(三方四正に入る)
- 挟照(6吉星が挟む)
挟まれた間の宮が間接的に良い影響を受ける - 挟破(6凶星が挟む)
挟まれた間の宮が間接的に悪い影響を受ける - 会照(向かい合う)
②吉凶が弱い副星
次に見るのが吉凶が弱い副星です。先ほどの6吉星や6凶星ほど影響が強くない星です。
やや吉星
軽い吉作用がある星は1つです。
- 禄存星(安定した金運)
お金持ちになるという意味の金運ではなく、安定した生活といった金運を表します。のんびりとした性格になる星です。
甲級副星です。
やや凶星
軽い凶作用のある星は2つです。
- 天刑星(こだわりが強い、医療関係)
- 天姚星(エロス、快楽の星)
覚えるときに、この2つは双星ではないので注意しましょう。
影響が強い乙級星です。
吉凶がない副星
吉凶の影響がないので、優先順位が低くなります。
- 天馬(移動・変動が多くなる)
- 龍池&鳳閣(美意識、内面重視)
- 天喜&紅鸞(美意識、外面重視)
吉凶はありませんが人生を彩る補助的な星として判断します。
龍池&鳳閣、天喜&紅鸞は双子の星ですが、6吉星や6凶星のように意味合いが強くなる並びはありません。ちなみに天喜&紅鸞は必ず向かい合うように配置されます。
すべて乙級星です。
吉凶が混ざるときの判断は?
各宮に吉星が多ければ、その宮のテーマは良い状態になりやすく、凶星が多ければ悪影響が出ると見ます。
もし凶星が多かったとしても、次の記事で凶星の生かし方を飛星法などで、対処することが可能なので、また別のときに対処方法をお伝えしたいと思います。
ただ実際の鑑定では、吉凶が混ざることがあります。
注意点としては、吉星によって凶星の作用が打ち消されるということはないということです。
なので、両方の影響が出ることになります。良かったり悪かったり、安定しないので不安定に感じるテーマとなります。