四柱推命の通変星についてまとめていきます。
四柱推命の通変星は算命学の十大主星と名称が違うのと、表すものも若干違います。
例えば、算命学は日干からみて干合が妻や夫を表しますが、四柱推命では少し見方が違うので、解説していきます。
通変星が表すもの
通変星は自星(比肩・劫財)、洩星(食神・傷官)、財星(偏財・正財)、官星(偏官・正官)、印星(偏印・印綬)で表されます。
相剋で表すと下記のようになります!
自星:比肩、劫財
人物 | 兄弟、友人、知人、身内、同僚 |
---|---|
表すもの | 自我、プライド、独立 |
同一五行が多い=自分自分=自我が強い=自分中心の人、プライドの星と言われます!
洩星:食神、傷官
人物 | 部下、年下、生徒 女性の場合:子供 |
---|---|
表すもの | 創作、活動、表現、アイディア |
- 自分から洩れ出るため洩星
- 女性から子供が産まれる
財星:偏財、正財
人物 | 父親 男性の場合:妻 |
---|---|
表すもの | お金財産、人脈・人財 |
四柱推命は男尊女卑的な考え方を表します。
- お金は自分が剋さないと扱えない、自星より財が大きいとお金にのまれる人
- 父親から自立するには、いつかは反発することになる
- 男尊女卑なので、男が妻や妾を支配下に置く
官星:偏官、正官
人物 | 男性の場合:子供 女性の場合:夫 |
---|---|
表すもの | 男性にとって仕事、地位、名誉 |
四柱推命は昔ながらの社会や家庭のあり方表します。
- 男は社会(仕事)にこき使われる、地位には逆らえない
- 男尊女卑だったので、女性にとって男(夫)は剋してくる存在
- 財星は妻を表すので、財星(妻)から生じられるのが官星(子供)
算命学では、干合が結婚相手という見方をしますが、私はこれがあまり納得いきませんでした。
日干が陰干の男性の干合は正官にあたり、日干が陽干の女性の干合は正財にあたるからです。
干合だから
印星:偏印印綬
人物 | 母親、目上、年上、上司 |
---|---|
表すもの | 知識、知性、学問 女性にとって仕事 |
女性が知識をつける→印星が大きくなる→自星が生じられる→官星を逆剋できる=夫に養ってもらわなくても自立していける
印星は学問、知識の星であると共に、女性にとっては印星が仕事になります。私もずっと男女関係なく官星が仕事の星だと思っていました。女性は印星が回ってきたときは仕事の知識を大いに身に付けて経済的な自立を目指しても良いかもしれません。
印星が旺じていると、漏星が剋されます。頭でっかちで、行動を起こせない、いいアイディアを思い浮かべても、頭で考えすぎて、活動に生かせないような状態になってしまいます。
おわりに
四柱推命の通変星について、まとめました。世間一般で知られている見解とは違うところもありますが、シンプルに考えるとわかりやすいです。