四柱推命の外格についてまとめていきます。
今回は最身弱の従格(従児格・従財格・従官格)についてまとめていきます。
極身弱について
- 通根してない
- 比肩劫財がない
- 印星がない
字のごとく自分の身を捨てて、多い五行に従うという生き方をするのが極身弱です。
なので、大運や年運で比肩劫財、印星が回るときは破格してしまいます。
- 従児格
- 従財格
- 従官格(従殺格)
従勢格(漏星・財星・官星全部に従う命式)というものもあるようですが、用神についてあまり理解できておらず、下手なことを言えないので、今回は割愛します。
従児格
- 日干が生じる星(漏星)にすべて囲まれた命式
寅卯辰の東方合
用神:木
破格:金、水
年柱の丁(正財)が金を剋せるため、金が回る年でも現象が少し軽くなる
従財格
- 日干が剋す星(財星)にすべて囲まれた命式
例1
用神:水
破格:土、火
例2
巳酉丑の三合金局
用神:金
破格:木、火
従官殺
- 日干を剋す星(官星)にすべて囲まれた命式
辰子の水局半会
用神:水
破格:木、火、土
従格にならない普通の命式例
外格は非常に珍しいパターンなので、外格に見えて内格であることが大半です。一般人で外格はまずないと考えられるでしょう。
上記の命式は従児格か従財格に見えます。土生金なので、従財格が優勢かなと思いがちですが、こちらは内格の普通命式です。
従財格にならない理由は、水を含まない乾燥した土だからです。
辰や丑でもこの命式の場合は夏月で暑すぎるので外格はとれなそうです。
内格の場合は、用神は壬です。癸は戊癸干合で蒸発してしまうので、壬が用神となります。
おわりに
従格についてまとめました。従格も非常に珍しい命式なので、条件がきっちりそろっていない限り、従格ととることはできません。ほとんどが普通命式の身弱命式です。外格は用神が普通命式と違うので、相手の方に大運の運気を確認しながら格を取るようにしましょう。